武蔵野手打ちうどんの作り方を紹介します。小平ふるさと村で作っている1kg打ちの紹介です。
当会に入会し練習すると、きちんと打てるようになります。
【8人分】
・小麦粉(中力粉)1kg・水390~430cc(夏少なく冬多く)・塩40~45g(夏多く冬少なく)・コーンスターチ(適量)
・ボール(大/小)・麺棒(延し棒)・延し板・切り板・包丁・計量カップ
水400ccに塩40gを入れ、塩が溶けるまで混ぜます。
温度・湿度により、水と塩の量を調整します。
小麦粉を大きめの器に入れ、溶かした塩水を2/3入れ混ぜます。
片手でボールを支え、もう片手で大きく円を描くように混ぜます。
均等に小麦粉と塩水が混ざったら、次の加水をおこないます。
2回目の加水は、残った半分を入れます。このあたりから、小麦粉がパン粉上に変わり、固まり始めます。
残った水を入れます。この時、小麦粉の状態を見て、水の加減をおこないます。
このとき、小麦粉が白色から濃い色になっています。
小麦粉を練りながら纏め、生地(玉)にしていきます。
生地を厚めのビニールに挟み、踵を中心に満遍なく踏みます。
当会では、米袋を使っています。
生地が薄くなるまで.約80回ほど踏みます。
生地が薄くなったら、裏返して生地をたたみ込みます。このとき、生地の端っこを内側にたたむように小さく折ります。
そして、更に踏み、たたむことを3回繰り返します。
生地をビニールに包んで寝かせます。約30分~1時間程度寝かせると、生地が馴染んで表面が滑らかになります。
生地の中に入った空気を抜くため、菊揉みをします。菊揉みとは、周囲から中心にかけて生地を揉み込みます。菊の花のような模様ができることから、菊揉みと言います。
菊揉みした生地を手で押して鏡餅のようにして、そのあと踏み延ばします。表裏おこない、同じ薄さになるように、きれいな円のまま広がるように踏みます。
菊面(裏)を上にして、延し台に置きます。
麺棒で延し、形を整えるとと伴に、生地の厚さを均一にします。
麺棒に生地を巻き転がします。生地を徐々に大きな円にしていきます。転がすときは、棒の中心から両端に押し広げるように力をいれます。
直径70~80cmくらいまで大きくします。
延し板にコーンスターチを薄くまき、その上に生地を広げコーンスターチを上から薄く撒きます。その後、麺棒で巻きます。
切る際に粒子の細かいコーンスターチが麺のくっつきを防ぎます。
麺棒に巻いた生地を、切り板に畳むように置きます(屏風畳といいます)
まずは、生地の右端約4cm(これを耳といいます)を切ります。
その後、4㎜程度に麺を切ります。16~17本(約175g)で一人前となります。切った麺を前に広げ、広げた面の中心を持ち、軽く下に叩きます。叩いたときに、折ったしわが伸び、余分なコーンスターチが落ちます。
最後にくるっと巻いて出来上がりです。
如何だったでしょうか。少し難しいところもありますが、慣れてしまえば簡単なものです。
是非うどん打ちにチャレンジして頂ければと思います。