武蔵野手打ちうどんの出汁の作り方を紹介します。小平ふるさと村で作っている3.2リットル(16食分)の出汁の作り方です。ご家庭で作る場合の参考にして下さい。
【16人分】<出汁用>・水 3.2リットル 大鍋用2.2リットル ボール用1リットル・昆布 32g・干し椎茸 16g・荒削りの鰹節 適量・ネギ 適量・油揚げ 1枚・しめじ、えのき 適量・みりん 60cc・しょうゆ 250cc
<糧:茹で野菜用>・ダイコン 適量・小松菜 適量
・鍋(大/小)・ボール(大/小)・ザル・不織布(キッチンペーパー)・包丁・計量カップ
(1)一番最初は、大鍋に2.2リットルの水を入れ、昆布32gを60分位浸ける。60分浸した後に、一度沸騰させ、沸騰直前に昆布を取り出す。 <注意>昆布は浸し時間が短いと粘りが出るので要注意。
(2)次に、干し椎茸16gを、1リットルの水に60分位浸ける。柔らかくなった椎茸の石づきを切り傘を7~8mm幅くらいに切る。傘の大きな椎茸は半分に切ってから7~8mm幅くらいに切る。切った椎茸を再び水に浸け込む。<注意>石づきは出汁に入れるので残しておく。
(1)中鍋に、油揚げ用と、糧(野菜)茹で用の水を張り火にかけて置く。(2)ダイコンは皮をむき5cmの輪切りにし、3x7mm位の短冊切りにする。(3)油揚げは縦に2等分し、7~8mm幅に切り揃える。(4)シメジは石づきを切り落としてほぐす。エノキも石づきを切り落として2等分の長さに切り分けてほぐす。(5)小松菜を水洗いし、茎元の泥を落としやすくするため根元を水に浸けておく。
(1)ダイコンを4分位茹でて、粗熱でやわらかくする。 <注意>水洗いはやらない。 (2)ダイコンを茹でた中鍋に適量の塩を加えてから小松菜を2分位茹でる。水洗いしてしっかりと水を絞り4cm位に切り分ける。(3)切った油揚げは熱湯で湯通しする。
(1)昆布の出しの鍋に、粗削りの鰹節、長ネギの青い部分、椎茸の石づきを入れて、ネギの青さが無くなるまで弱火で灰汁を取りながら15~20分煮出す。(2)煮出した出汁を不織布で漉す。(3)次に、椎茸でとった出汁(1リットル)と刻んだ椎茸を入れて火にかけて煮る。(4)沸騰したら、しめじ・えのき入れて灰汁を取る。(5)みりん(60cc)、しょうゆ(250cc)を加えて弱火で煮る。<注意>強火にしないこと。(6)最後に湯通しした油揚げを入れて完成です。
如何だったでしょうか。少し難しいところもありますが、慣れてしまえば簡単なものです。
うどん打ちとともに本格的な出汁作りにもチャレンジして下さい。